XPSによるPET表面改質評価

カテゴリ
一般材料  材料・素材  表面分析  構造解析  元素・組成分析  分析事例 
タグ
プラスチック、樹脂、ゴム  フィルム  実装  剥離・密着  結晶構造  組成分布 

鈴木 誠

B!
目的 PETフィルム表面がプラズマ処理によって改質したかを評価する
手法 X線光電子分光分析(XPS)
手法の特徴 ・試料最表面(数nm)の元素情報を得ることができるため、表面汚染・変色の分析、表面処理の評価に有効   
・元素の特定だけでなく元素の結合状態の解析も可能
結果 O2プラズマ処理によってPET表面のカーボンの結合状態が変化し、カーボンと酸素の結合割合が増えたことでPET表面の親水性が向上したと推測

詳細PDFのダウンロード

受託分析・微細加工(FIB加工)のご依頼について

技術課題に対して現象把握~原因推定をお客様と一緒に考え、科学的な視点で調査することにより、原因究明や対策立案をサポートいたします。お気軽にご相談ください。

受託分析と微細加工(FIB加工)へのお問い合わせはこちら

関連記事

FT-IR(フーリエ変換赤外分光法)を用いた食品包装用フィルムの分析

目的 食品包装用フィルムは、多くの場合多層フィルムが使用されています。FT-IRを用いて多層フィルム...

半導体接合膜上のシミのAFM観察

目的 半導体接合膜上のシミをAFM観察し凹凸情報を取得することで、接合時に影響を及ぼす因子と成り得る...