赤外顕微鏡(FT-IR装置)によるシリコン膜厚測定

カテゴリ
半導体  エレクトロニクス  材料・素材  表面分析  構造解析  分析事例 
タグ
膜厚  半導体  電子部品、ウェーハ  センサー  MEMSプロセス  半導体プロセス 

鈴木 誠

B!
目的 シリコン薄膜の膜厚測定
手法 赤外顕微鏡によるピンポイントでの反射測定、および膜厚換算
結果 非破壊でシリコン薄膜の厚みを測定、断面観察結果と同等の結果を獲得

詳細PDFをダウンロード

分析事例

赤外顕微鏡(FT-IR装置)によるシリコン膜厚測定


■原理

基板表面(上面)並びに裏面(下面)から反射して得られた2つの光線の干渉波ピーク間隔から薄膜の厚みを求めます。

 図1.薄膜試料の断面イメージ


■測定

赤外顕微鏡の反射測定により干渉波形を測定し、膜厚を算出しました。
また、断面SEM観察法により同サンプルのシリコン膜厚比較を行いました。


図2.赤外光の反射スペクトル

図3.断面SEM観察像

表1.赤外顕微鏡測定と断面SEM観察による膜厚の比較(μm)


■まとめ


本事例の資料は上部『詳細PDFをダウンロード』ボタンでダウンロード可能です

受託分析・微細加工(FIB加工)のご依頼について

技術課題に対して現象把握~原因推定をお客様と一緒に考え、科学的な視点で調査することにより、原因究明や対策立案をサポートします。お気軽にご相談ください。

受託分析と微細加工(FIB加工)へのお問い合わせはこちら

関連記事

FT-IR(フーリエ変換赤外分光法)を用いた食品包装用フィルムの分析

目的 食品包装用フィルムは、多くの場合多層フィルムが使用されています。FT-IRを用いて多層フィルム...

半導体接合膜上のシミのAFM観察

目的 半導体接合膜上のシミをAFM観察し凹凸情報を取得することで、接合時に影響を及ぼす因子と成り得る...